馬入日記

【馬入日記:5月27日】「周囲の人の力」

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3月末からの15連戦を戦い抜き、J1リーグ戦は中断期間に入りました。チームは6月2日(土)に迎えるルヴァンカップのプレーオフに向け、再び積み重ねの日々を送っています。

一旦の区切りがついたスケジュールの中、「個人的にはまだまだです」そうここまでを振り返るのは鈴木国友選手。プロ1年目の約5ヶ月間は様々な気づきのある時間となりました。

「最初の2ヶ月は、いま思うと少しもったいない時間の過ごし方だったなと思います。その時間が必要だったとも言えるかもしれませんけど、自分なりには一生懸命やっていてもチームの基準ではそうではなかった。自分では寄せているつもりでも相手はプレッシャーに感じていなかったり、プレスに行ってもスピードが遅くて後ろの選手は狙いづらかったり。攻撃でももっとはっきり動き出さないとスペースも空かないし自分も受けられない、全てが全然良くなかったです」

それでも周囲の働きかけで、少しずつ変化を得られたと言います。「自分どうこうというか、周囲の人の力がすごく大きかった」言葉には感謝の思いが映ります。

「ホームでのルヴァンカップ神戸戦でメンバーに入れなくて、その時坂本さん(坂本紘司スポーツダイレクター)に色々話してもらって、心境に変化があったと思います。それまでチームのためにという部分が少し欠けていたと感じたし、周囲から求められることを一つひとつ全力でやることで見えてくる世界もある、ということを気づかせてもらいました。曺さんからもいろんな指摘や評価をもらいましたし、あとは仲間、チームメイトからも色々求められる中で自分がやるべきことを整理できるようになってきたと思います。それが少しずつプレーとして出せるようになってきたかなと」

そうして得られたルヴァンカップ長崎戦でのプロ初ゴール、そしてJ1リーグ戦での初出場。「みんなが繋いでくれた結果です」そう感謝は忘れず、そしてこのきっかけを次に繋げていきたいとも。

「中断期間は前向きにいろんなことに挑戦して、苦手なことを少しでも克服して、良い部分はJ1のトップレベルでも通用するものにしたい。そうしながら『あいつ、どんな時でも頑張ってるな』と思ってもらえるような選手になりたいです。そうすればサポーターの方々にも応援してもらえると思うので」

チームも個人もまだまだ発展途上。中断期間をいつも以上の成長の時間にしていきます。