馬入日記

【馬入日記:3月17日】「充実感を持って」

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初めて臨むJ1にも「楽しいですね」と気負いは感じられません。ここまでのリーグ戦全てに先発出場した杉岡大暉選手は、トップリーグでの戦いにも「思った以上にできている」と手応えを感じます。

その背景にあるのは昨季のJ2での経験。1シーズン通しての試合出場は杉岡選手の根となり、今季を戦ううえでの土台となっていると言います。

「正直、去年やっているなかで自分の成長というものは感じていなかったんですけど、今年J1で戦ってみて、去年の経験が生きているという感覚はありますね。やっぱり去年は1年間通して試合に出させてもらえたことが良かったと思いますし、カテゴリはJ2でも1年間プレーしたことで確実に成長できていたんだと今は思っています。改めてベルマーレに来て良かったなと」

思えば昨年も、自身が思っていた以上の成績を残せたと話していた杉岡選手。しかし「充実感は全然違う」と、数字に表れない中身では、今季の方が手応えを得ているそう。その充実を感じられたのが第2節の川崎フロンターレ戦。

「あの試合は本当に自信を持ってプレーできましたし、攻守両面でよく走れてミスも少なかった。だからこそあの試合でのプレーを自分のアベレージにしていきたいですし、あの状態を常にどの試合でも出せるようにしていきたいです。感覚的な話にはなってしまうんですけど、そういうふうに自分が充実感を持ってプレーできる試合をたくさんできれば良いと思います」

チームとして次に迎える戦いはFC東京とのアウェイゲーム。中学時代までFC東京のアカデミーで育った杉岡選手にとっては、メンバー入りとなれば古巣対決となる一戦。かつて育ててもらったクラブへの思いを抱きながらも「出られれば『湘南ベルマーレの選手だ』という姿を見せたい」と、黄緑の思いをたぎらせます。