ボイス

2017.11.18

【ボイス:2017年11月18日】ジネイ選手

最終節のタイムアップまで
1戦1戦を大切にした戦いを
 昨年は、チームにフィットしてきた実感を得た頃にJ2への降格が決まった。

「シーズンの終盤には慣れてきた感じがあって、そういうこともあって天皇杯ではある程度、成績が残せたのかなと思います。
 J2への降格は、本当に悲しかったです。でもそのあとに同じ過ちを繰り返してはいけない、できなかったことは修正しなければいけないと思いました。ですから、すぐにまたJ1へ昇格する、1年で戻るという気持ちが出てきました。J1での失敗で学んだことも多かったですし、今度はそれを糧にしてJ1に上がってJ1の舞台で戦いたいと思いました」

 そんな気持ちの後押しもあって、チームはJ2へ降格したが、今季も引き続きベルマーレを選択した。

「自分のプレーとして良いものは3ヶ月くらいしか出せなかったという思いがあった。J2でも良いプレーを見せて1年で湘南をJ1に戻したいという気持ちが強かったので、湘南に残るという選択は難しいものではなかったです」

 今シーズンはチーム作りの最初の段階から一員として参加している。その結果、昨季、チームの中心を担った選手の移籍を見送り、新たな戦力となる新加入選手を迎える立場となった。

「今年になって新しい選手が入ってきて、その新しい選手にとってはすごく、湘南のスタイルに馴染むのは難しいことだと思いました。でも、湘南のいいところは今までいた選手たちが新しい選手に対して『こういうふうにしたほうがいいよ』と、いろいろアドバイスをして助け合うところ。それは基本的なことだと思うし、湘南スタイルにはそういったところもあるのかなと思う。そういうこともあって今、こういう成績にいるのかなと思っています」

 ジネイ選手にとっても難しかったベルマーレのサッカーとの融合。それは新しく加入する大概の選手に当てはまる。しかし、新しくきた選手は、在籍年数の長い選手が1日でも早くベルマーレのサッカースタイルに馴染めるよう全力でサポートしている。特に今年は、曺監督も「ゼロからのスタート」と意識したシーズンだっただけに、選手同士のサポートは不可欠だったに違いない。
 またその舞台となるJ2も3年ぶりだ。特に今シーズンは、外国人の監督がこれまでにないサッカーを持ち込み、年ごとの進化が著しいJ2の成長速度をさらに加速させている。

「どんな大会でも最初というのはすごく難しい。特に今シーズンは、これまでJ1にいたので、J2の相手チームにどんな選手がいてどういう戦い方をするのかわからないこともあって難しかった。それでも試合を重ねていくうちに自分たちの軸がしっかりできて、それをどんどん続けていったことによって結果がついてきたんじゃないかと思う」

 3試合を残してJ2リーグ優勝という結果を手にすることができた今シーズン。だが、結果として敗戦は少なく抑えらたが、序盤は特に苦しい試合が多かった。

「去年はJ2に降格してしまって、サポーターの皆さんに悲しいを思いをさせてしまった。ですから今シーズンはJ1に上がってサポーターの皆さんと一緒に喜びたいという思いはすごく強かったです。まずはJ1に昇格することを一番の目標として戦ってきました」

 昇格が決まる前、シーズン終盤となり勝点差が10開いてもジネイ選手は「まずは昇格を決めなるために気を抜かずに戦いたい」と語り、タイトルという言葉を口に出すことはなかった。そして優勝が決まった今も「残りの試合もこれまで続けてきたことを表現したい」と語っている。ジネイ選手の願いは、最後の最後まで走り抜き、サポーターへ喜びを届けることだ。

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