馬入日記

【馬入日記@人工芝】明日11月5日(日)はJユースカップ準々決勝!

3回戦を突破し、ベスト8に駒を進めたベルマーレユース。これまで横浜FMユース、東京Vユース、柏U-18から勝利を収め、明日5日(日)にはガンバ大阪ユースと対戦します。
ベスト4進出を懸けた試合を前に、時崎悠ユース監督にチームの様子を聞きました。

“どんなコンディションでも戦えるチームに”

–改めて3回戦、柏レイソルU-18との試合を振り返ってください。

DSC_05992回戦の東京ヴェルディユース戦同様、ピッチが水たまりの状態でキックオフの2時間前に天然芝のグラウンドから人工芝のグラウンドに変更になるくらいのサッカーにならないピッチコンディションでの試合でした。そのなかで、うちの選手は2回戦でその状況を体験できていたということもあるし、今年チーム作りをしていくなかで大雨の日にも練習試合を行っていたこともあって、そういう時の戦い方、そういうコンディションのなかで試合に勝つために必要なことを、選手がしっかりとピッチに出せたんじゃないかと思います。

 

–劣悪なピッチコンディションによって、湘南の良さが出たとも言えるのでしょうか?

うちが雨のピッチコンディションのなかで活きるサッカーばかりをやっているという訳ではもちろんありませんけれど、柏さんやヴェルディさんのようにボールを大事に、ボールを動かして自分たちの主導権を握ろうとするチームが、これまで積み上げてきたことを出しづらい状況であったことは間違いないと思います。ただサッカーというスポーツはそういうコンディションの時にどうしなければならないかも含めて準備をしなければいけません。そういう部分でうちの選手はこれまでに学んだことをタフにやれたことも事実だと思います。雨の日に練習をするときも、こういったコンディションで大事なゲームを戦わなければならないこともあると話はしてきましたし、それを表現することはできたんじゃないかと思います。

–先制点はまさに雨の試合ならではの、こぼれ球を押し込むようなゴールでした。

試合前のミーティングでも、こういう大事な試合では先制点はすごく大事だし、細部のところが勝負になるという話をしていました。その細部というのはセカンドボールを拾うとか、シュートを打ったこぼれ球、キーパーがキャッチしづらいところを押し込みにいくとか、逆にうちのキーパーがOKと声をかけてもこぼれる可能性にちゃんと備えるというところ。そこで勝負が別れるよと話はしていたなかで、先制点はこぼれ球に蒔田(陸斗)が詰めましたが、それもおそらく選手のなかでそういうことが起こりうるということを考えての判断だったと思います。開始間も無い時間に点を取ると試合が難しくなるとも言われますけど、この試合では逆に「行ける」という勢いがついたと思います。

–改めて、ベスト8まで駒を進めてこられている要因は何か感じていますか?

ここまでの3試合、正直個で言えばおそらく相手の方が技術があって、個人戦術があってという3チームだったと思います。そのなかでじゃあ何が勝っていたかと言えば、うちの選手はボールに対する執着心だとか、絶対にゴールを決めてやるという気持ち、逆にゴールを割らせないという気持ち、そういうところは間違いなく上回っていたと思います。本質的にそこは最も重要なものだと思うし、それはユースに上がってきてからやれるようになったことではなくて、トップチームでのコーチ経験のある浮嶋アカデミーダイレクターがジュニアユースでしっかり選手たちに伝えてきて、そういう選手たちがユースに上がってきた。他にもいまアカデミーで指導しているコーチにしても、トップのコーチにしても、みんなが関わって選手を育成しているからこそタフな選手に育ってきているんだと思います。間違いなくそういうリレーション、DNAの受け継ぎが、今どこと対戦しても「俺たちのサッカー」というメンタリティのもと、出せるようになっているのだと思います。

“目指す基準がさらに高まった”

–ところで試合前日にはトップチームのJ1昇格が決まりました。それについて選手には何か話されましたか?

J1昇格が決まったから話した訳ではありませんが、常にトップチームで求められる基準というのは、ユースの選手も試合に出ている出ていない、試合に勝った負けたに関わらず求められているよということは言っています。トップチームの基準でプレーできなければ、たとえユースで結果が出てもその先に自分の夢を掴むというところには至りません。ましてや来年J1に上がるチームとなればその基準はなおさら上がります。改めて全てにおいて、普段からやっている練習のなかで自分たちの基準は上げていこう、志の置き場所ももうひとつ高いところに上げようと話をしました。
そんななか、今日ちょうど練習前に曺さんがグラウンドにきてくれて選手に言葉をかけてくれました。今年、ユースの選手が去年の(齊藤)未月や(石原)広教のようにリーグ戦や天皇杯、カップ戦のピッチに立つことができなかったことはすごく残念だったと。来年はJ1になるからもっとその基準は上がるけど、そのリーグ戦やカップ戦のピッチに立つということを目標にしてやってほしいし、その基準は持っていてほしいという話をしてくださって、常日頃から選手に言っていることを、改めてトップの監督としての言葉でさらに伝えてくれたんですよね。

–そして柏戦当日にはトップはJ2優勝を決め、勝利のダンスにはユースの選手も参加しましたね。

優勝を決めたピッチに降ろしてもらってサポーター、トップの選手と一緒に喜びを共有できたというのは本当に選手たちにとっても大きな経験になったと思います。ただそれを単なる思い出にしてはいけません。「俺もここに立つんだ、このトップチームのなかに入ってJ1で戦うんだ」ということを目標にしなくちゃいけないよということを、トップの選手たちが写真を撮っているかたわらで選手には伝えましたし、それを改めて目指そうという話は、今週の練習の立ち上げの時にもしました。

–そういった体験も経て、今週末はガンバユースとの対戦です。どんな試合にしたいですか?

いつも言っているように、自分たちがこれまで積み上げてきたものをぶつけて、また選手が成長するきっかけとなるような試合にしたいと思っています。今年はクラブユース選手権でベスト8まで進出したので、そこを越えたい、自分たちが作った歴史をもうひとつ越えていきたいという想いは選手達も強いです。そこで新たな基準を作ることが、今の1、2年生やこれからユースに加入する子達にとっても大きな目標となりますし、そういった意味でもすごく大事な試合になります。ガンバさんとは少なくともこの4年間は練習試合も含めて対戦していませんし、そういう意味でもすごく楽しみな試合ですね。会場がNACKなので、ピッチのコンディションも間違いなく良いと思います。これまで以上に整った場所で、内容と結果を追い求めながら、湘南らしさをしっかりと出して勝利を掴みとりたいと思います。

【Jユースカップ準々決勝】
11月5日(日)11:00 Kick Off @NACK5スタジアム大宮 vs ガンバ大阪ユース

トップチームのアウェイゲームに行けない方は、ぜひNACKに足を運んでください!