馬入日記

2017.10.20

【馬入日記@人工芝】Jユースカップを戦うユースチームに直撃!

10月15日(日)にJユースカップ初戦を戦ったベルマーレユース。1回戦で相対した横浜F・マリノスユースに対し延長戦までもつれた末に4-3で勝利を挙げ、2回戦に駒を進めました。今年は8年ぶりに出場した日本クラブユース選手権でもベスト8入りを果たしたユースチーム。その若武者たちを率いる時崎悠監督に、2回戦への意気込みほか、今年のチームについて語ってもらいました。

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—まずは先日の1回戦、横浜F・マリノスユース戦を振り返ってください。

IMG_5080「自分たちらしさ、ボールを奪いにいく、ピンチでは戻りチャンスでは前に出ていく、そして身体を張って相手としっかり戦う、こういう湘南のサッカーとして大事にしてきたものを、マリノスさん相手にも出すことができました。今年はクラブユース選手権での緊張感のある試合を経験したことで、自分たちよりもカテゴリが上のチームに対しても臆することなく自分たちの力を出せるようになってきた、そういうことが実感できる試合だったと思います。個々の能力ではマリノスさんの選手はやはり高いものがありましたし、それを感じされられる場面も多くありましたが、ベンチに入れなかった選手も含めて一体感を持って戦うという点では、良いものを出せたゲームだったと思います」

—延長戦にまでもつれ込んだ試合、最後は精神的な強さも見えたと思います。

「90分の戦いのなかで、残り3分でうちが得点してリードを奪ったのですが、その後の戦い方として当然4点目を狙いに行ったなかで失点して延長に入ってしまいました。ただこれもまた選手がサッカーをやっていく上での経験になりますし、延長戦の残り3分でまた1点のリードを取った時に、しっかり敵陣でボールを動かし前に人が出ていくということを体現しながらも勝ちきれたということは良かったです。最後まで守り通した、という試合でなく、自分たちらしさを出せたので、そこはすごく成長した点だと思います」

—同県でプレミアリーグを戦う相手に、意識するものはあったのでしょうか?

「うちはもともと神奈川県出身の選手が多いですし、そのなかで小さい頃はマリノスさんのチームで活動していながらも上に上がれずうちに来た選手もいます。そういう意味でも常に目標としているチームであり、No.1のチームだという意識は選手のなかにあったと思います」

—そんな選手たちには、どのようなアプローチを?

IMG_5079「マリノスさんが相手であっても、我々にも優れている点はあり、自分たちの特長を出せばできることはたくさんあると選手には話して送り出しました。自分たちが日頃からやっていることを出せば、それが相手の嫌なことでもあると伝えていましたし、選手はそれをピッチで思い切り体現してくれたと思います」

—改めてこのJユースカップは、どのような位置付けで臨んでいるのでしょうか?

「アカデミー出身でいまトップでもプレーしている岡﨑(亮平)や(齊藤)未月、(石原)広教もこのJユースカップを通じて多くのことを経験したと思いますし、彼らと同じようにこの真剣な公式戦の場で、レベルの高い相手と試合ができるという経験を選手の次の成長につなげられるような大会にしたいと思っています。今年のチームは前半戦で負けることが多く、なぜ勝てないのか、なぜうまくいかないのかということに向き合いながら成長してきたチームなのですが、ここ最近は自分たちがやってきたことが間違いではなかったということを試合を通して自信を深めてきています。この大会でも試合に勝っていくことで選手がさらに自信を持ち、成長していけるようにしていきたいです」

—「選手の成長」がキーワードとなっていますが、今年の選手・チームの様子は?

「クラブユースでの経験や、国体での試合を経験した選手、そしてトップチームへの練習参加など、ユースの活動だけではないレベルの経験を得て、夏に一回り成長した実感がありました。特に3年生に関しては精神的に成長してくれた選手が多いです。うちのチームは他のどのチームよりも、試合に出ている選手と出ていない選手が同じ雰囲気を持ってプレーができていると感じています。それは先頭に立っている3年生たちが日頃から後輩のことを見て、いろんなことを伝えているからだと思いますし、それも現在トップでプレーしている選手がユースにいた時からそういう文化がありました。先輩たちが語り継いできてくれたものを継承できているからこういう空気でできているのだと思いますし、そのための手助けを自分たちスタッフができるよう、やれることを日々探しています」

IMG_5081—「トップチームへの練習参加」が話に挙がりましたが、その効果は大きいですか?

「間違いなく大きいんじゃないかと思います。トップの曺監督や強化部の坂本ダイレクターとも、いつどのタイミングで選手をトップに参加させるか議論したり、またその結果がどうだったかという評価をもらいながら、その選手がユースに戻った後にどうアプローチしていくかということは常に考えながらやっています。ユースが目指しているサッカーはトップのやっているサッカーそのものなので、戻ってきた選手がいちいち「ピッチの中でこういうことをしよう」というようなことは言うまでもないという感じですが、トップの選手のピッチ外での取り組み、練習前の準備や体のケアなどはユースの選手が真似てみたり、選手どうしで伝え合ってできるようになってきているので、そういう面でも効果は大きいです」

—やはりトップとの距離の近さは強みになりますよね。

「近頃は対戦するチームからも『選手の特徴がよく出ているし、よく走ってよく戦う良いチームだね』と言ってもらえるようになってきました。選手がそういうふうに評価されることは嬉しいですし、それこそが湘南のサッカーだと思います。勝っていようが負けていようが、そうやって立ち返る場所がしっかりあるというのは、ユースにとってもクラブにとっての大きな強みだと思います」

—2回戦は東京ヴェルディユースとの対戦になります。

「先日のマリノス戦で出た課題を改善していく必要はもちろんありますが、1番は自分たちの良さをヴェルディさん相手にも出していくこと、それが結果に繋がると思います。そうしていくことで試合をアグレッシブなものにしていき、そのなかで選手のアグレッシブさも出てくる。そうしてまた選手の特徴がよく見えるゲームにしたいと思います」

【Jユースカップ2回戦】
10月22日(日)10:00Kick Off @馬入人工芝 vs 東京ヴェルディユース
※大会詳細はこちらをご覧ください。

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