馬入日記

【馬入日記:9月6日】チームと自分と

IMG_4308「結局勝たないと意味がない、最後クリアしていれば終わっている試合だったので」アディショナルタイム被弾で引き分けに終わった横浜FC戦を振り返り、秋野央樹選手はそう言います。「最後のところの集中力、あと一歩寄せる、足を出す、そういうところの甘さが出たんだと思います」語る言葉に、改めて滲む悔しさ。再び自分たちに矢印を向けることを厭いません。

それでも多くの選手の振り返る言葉にもあったよう、好ゲームと評することもできた横浜FC戦。後半に失点を喫するまでは、自分たちの狙いがピッチに映し出された試合となりました。

「サイドで(藤田)征也さんや(杉岡)大暉のところが結構空いていて、そこをうまく振り分けながら使うことはできたと思います。相手は最初DFラインを4枚にしてきて、うちは5枚で攻めていたので誰かが空いてくることはわかっていましたし、サイドをうまく使いながら、征也さんも大暉も縦に勝負ができるので良いスピードアップができた。そこでサイドに相手がスライドしてきたところで、ジネイにくさびのパスを入れたり、そういう使い分けはよくできたんじゃないかと思います」

継続してやっていくことが大事と、チームの向かう方向に迷いはありません。自身のプレーも、試合を重ねるごとに目指すものを身に染み込ませ、そして向上させていきます。意識的に取り組んできたゴール前でのプレーは、もはや秋野選手にとっても珍しいものではありません。

「シュートも打てていますし、ゴール前に入っていくことも試合を通して0回ということは無くなってきました。あとは1回1回の精度や質を求めていかないといけないです。この前の試合も、2点目を取った後に3点目を取るチャンスがあった中で、それを決めきれずにああいう試合になってしまいました。自分も含めて最後のところはこだわってやっていきたいです」

消化した試合は30試合を越え、シーズンもいよいよ最終コーナーを回ろうかとするところ。今でこそピッチのあらゆる場所に顔を出し攻守に存在感を発揮する秋野選手ですが、開幕当初は自分が表現したいプレーと、チームとしてすべきプレーの間で迷いがあったそう。しかし今は「どっちもやれないとダメなんです」と、貪欲に二兎を追います。

「チームのやりたいことにプラスして、いかに自分がやりやすいように周囲と連動していくか。それを自分がどうすればできるかと考えてやってきた結果、今はチームの一員としてしっかり試合に入れていると思います。ちょっと時間はかかったかもしれませんけど、試行錯誤しながら、最近はプレーで出せるようになってきました」

成長したいからここに来たと、加入当初に語った言葉が改めて思い起こされます。試行錯誤を繰り返し、自分のために、チームのために、秋野選手は理想を求め続けます。