馬入日記

【馬入日記:3月11日】継続と進化

IMG_2361今週もタフなトレーニングに熱を帯びた馬入。フィジカル面から個人戦術、そしてチーム戦術とあらゆる面を網羅した5日間の練習日を経て、明日相対するは公式戦初対戦となるツエーゲン金沢です。

開幕戦から2試合、先発出場を続けている山根選手も、日々自身を追い込みながら充実感を得ている様子。Jリーグデビューにもおごる様子なく鍛錬を続けています。2試合を通し「メンタル面で自信を持ってプレーできるようになってきました」と語る口からは、改めて今季にかける想いが続きます。

「今年は2年目ですし、初めにたくさん新加入選手が入ってきた時に『絶対に負けないぞ』という想いはありました。去年はチームの切り替えの早さやアプローチの速さについていくのがやっとだった部分がありましけど、1年間トレーニングしてきたことで自分の中でも当たり前のことになってきた。去年『湘南の選手たちはやっぱりすごいな』と感じていたことを、今年は自分が新加入選手に感じさせるくらいの想いを持ってシーズンに入りました。そういう点で去年とは心の置きどころが違うと思っています」

なみなみならぬ想いを持って臨んだ今季。「去年も頑張ってやってはいましたけどね」と口にはしますが、2年目を迎え、湘南の選手としての自覚が強くなった様子がうかがえます。そうして掴んだ開幕スタメン。その後も先発出場を続けていますが、続くポジション争いに危機感は消えません。

「今もプレシーズンも、気持ちは変わってはいません。ここで調子に乗ったようなプレーをすれば一瞬で落ちてしまうと思います。今は本当に目の前のことを頑張りながら、しっかり続けていきたい。でもいつまでも今できることしかできないというのもダメですし、少しずつでも進化していきたいです。『あいつ、こんなこともできるようになったんだ』と思ってもらえるようにしていきたいですね」

山根選手が語る自身の課題はオフェンス面。「ポジションが変わっても自分の特徴がドリブルであることは変わらないと思いますし、後ろから運んでいける選手がいればチームも助かると思うので」と、自身の強みをチームに還元しようと、新たなチャレンジにも目が向いています。

明日の試合は金沢にとってホーム開幕となる重要な一戦です。ベルマーレにとってもこの2試合で生まれた課題をどこまで克服し結果につなげていくかが問われる試金石となる試合。両者の想いがぶつかる試合、ぜひ目に焼き付けてください。