馬入日記

【馬入日記:11月10日】得られた課題と手応えと。石川俊輝選手インタビュー

IMG_5409 copy2016年のリーグ戦も全日程を終了。
全34試合の結果は7勝6分21敗という結果に終わりましたが、改めてシーズンを通しご声援いただきました皆様に御礼申し上げます。

今季、中盤でキャリアハイの31試合出場を果たしたのは石川俊輝選手。開幕前からこれまで以上に熱い想いを持って挑んだシーズンでした。
「シーズンを通して試合に出られたのは初めてだったので、間違いなく経験という面ではプラスでした。ただ試合に出ていた分、結果として降格してしまったことには本当に責任を感じていますし、もっとやれることがあったんじゃないか、という思いの残るシーズンでした」

東洋大学から加入し、仲間の戦況をピッチ外から見守ることの多かった昨季、一昨季とはまた違った思いの渦巻くシーズンとなった石川選手。産みの苦しみを味わう場面の多かったシーズンですが、それでも得られた手応えは大きくあります。
「去年、一昨年に比べたら間違いなく積極性を持ってできたシーズンだったと思います。自分からボールをもらいに行ったり奪いに行ったり。そういう点では成長できたと思います」

得られた手応えを感じつつも、しかし課題もまた同じように記憶に残ります。思い出すのは1stステージの第6節、敵地で対戦し1-3で黒星を喫した甲府戦。「あの失点はもっと寄せなければいけなかった」と述懐するのは勝ち越しを許した2失点目のシーン。相手選手のドリブルに対応した石川選手は、並走するもあと一歩を寄せきれず、ゴールに直結するアシストを許しました。このシーンを始め、得失点に直結する場面でのプレーに回想は続きます。
「やっぱり両ゴール前でのプレーの責任感。攻撃ではシュートを打って終わりではなく決め切る。守備ではあと一歩を寄せて相手を止める。そういう部分はまだまだだと感じましたし、甘かったと思います」

1年を通し試合に出続けたからこそ知ることができた成長と課題。それをぶつけるべきは残された天皇杯です。
「天皇杯はトーナメントなので一発勝負。勝たなければ次はありません。改めてチーム一体となって勝ちにいって、一戦一戦次につなげていきたいです」
目前に迫る天皇杯4回戦は毎度白熱した展開となる柏レイソルとの一戦。日立柏サッカー場で行われた1stステージ最終戦は後半ロスタイムに同点ゴールを許し、引き分けに持ち込まれた悔しい記憶が蘇ります。あの時取れなかったGET3をつかみに、再び敵地に乗り込みます。