馬入日記

【馬入日記:2月14日】トルコキャンプ12日目!永木選手インタビュー

150213-12月2日(トルコ入りは3日)から始まったトルコキャンプも今日の練習試合をもって、本格的なトレーニングは終了となりました。

今日はトルコに来て、6試合目と7試合目の練習試合。
ハンガリー1部のウーイペシュトFCとデンマーク1部のオーデンセと対戦しました。

結果のほうはいずれも1-2で敗戦。勝利にこだわり戦いましたが、残念ながら1点差で敗れました。しかしそれぞれに、多くのことを感じる実りある90分でした。

キャプテン・永木選手に話を聞きました。2015年の新チームがスタートしてから約1ヵ月。ここまでの手応えを聞きました。

「最初のほうは、全員でしっかりやらなきゃいけないことができていないところもあったんですけど、このキャンプで曺さんのミーティングだったり、例えば新人選手はプロになって、今までやってきたサッカーとは違うなということを感じたと思うし、そういう理解が深まってきたということが試合でも少しずつ出せるようになってきたと思います。いいサッカーができるようになっているし、いいチームになってきているなという手ごたえはあります」

試合を多く重ね、見えてきたものもたくさんあります。

「やっぱり試合が一番分かります。特に紅白戦ではなく対外試合だとよく分かる。選手それぞれの得意なプレーや不得意なプレーというのもだんだん分かってきた。まだ試合で一緒にやっていない選手もいますけど、練習はずっと一緒にやっているので、全体的な連携というのはよくなってきていると思います」

試合の中では、攻守に多くボールに絡み、変わらぬ存在感が。プレーでチームメイトに伝えていることもたくさんあるように感じます。

「キャンプの試合の中では、やることがはっきりできていたと思います。まだ悪い部分もありますけど、最初にしては、個人個人の頭の中が整理された中でやれているなと思います」

昨年と比べるとどうでしょうか。

「去年の最初の段階と比べたら、全然悪くないと思います。ただもちろん、去年は試合を重ねるにつれてチームがだんだん完成していったし、ずっと勝っていたので、シーズン中と比べたら当然連携だったり、選手個々が本当に分かり切っているかというとまだまだです。でも。最初の段階と比べれば悪くないと思います。今年は昨年と違ってJ1ですし、すごく手応えがあるというより、危機感や課題を持って、まだまだと思いながらシーズン前を過ごしたほうがいいかなと思っています」

特に今年、意識していることとは。

「今年、曺さんも言っているし、僕もそう思っていたんですけど、極端に言ったら、例えば自分のプレーがその日調子が悪くても、チームが勝点3を取るためのプレーがひとつでもできたほうがいい、ということ。つまり、その日調子がよくても、何かひとつ疎かにしてしまったプレーのせいで1点取られて負けるよりも、調子が悪かったとしてもひとつの大事なプレーをしっかりやって勝てるほうがチームのためになる、という意味です。もちろん、自分のプレーもよくて、勝てるプレーができることが一番だし、常にそれに近づける努力をしていきたい。でも、最低限勝てるプレー、勝つための声、日頃からの生活も含めて“勝てるチーム”にしていきたいんです」

迷いなく言い切った、その言葉。なぜそう思ったのかというと…

「やっぱり負けたくないから。一昨年と同じことをしたくない。キャプテンとしての責任感からきてると言うよりは、素直にそう思っています。そういう意味では、一昨年の経験は大きいですね。同じことを繰り返していたら、自分もダメだし、チームにとってもダメなので」と。

そして…
「その気持ちを、出てる11人はもちろんですけど、出てない選手、バックアップメンバーも含めて、常日頃から、一人でも多くそう思ってやれることがチームの成長や強さに繋がるんじゃないかなと思っています。今年、自分の中の目標、課題、やろうとしていることはそこです」と永木選手。

“チームが勝つために”のプレーや発言にさらなるキャプテンシーを感じます。

キャンプで得た多くのことをチームの力にし、明日湘南へ帰ります!

150213-2さて、こちらは。
アカデミー出身の選手たちがぐるりと周りを囲み、中央にいるのは…
ユース1年生の齊藤未月(サイトウミツキ)選手!
なんと、今回のトルコキャンプに帯同中。

齋藤選手は1月に16歳になったばかりで、今年1月には飛び級でU-17日本代表に選ばれている選手です。
ベルマーレジュニアからJr.ユース、ユースと上がってきた、まさにベルマーレ育ち。
ポジションは主にボランチで、身体は大きくないのですが、ピッチの中で強さを発揮しています。

この2週間、それはそれは刺激の多い、濃い日々を送っていることでしょう。
アカデミー出身の先輩だけでなく、先輩選手たちにかわいがられ、すっかりトップチームに馴染んでいます。

ぜひ今後もご期待ください!

※齋藤選手を紹介するための動画をアカデミー出身で撮影!Youtubeベルマーレチャンネルにアップしました。
ぜひチェックを!