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【クラブパートナー紹介】スペシャルデー直前!「株式会社パイロットコーポレーション」ご紹介

10月19日(日)のV・ファーレン長崎戦は「PILOTスペシャルデー」として開催されます!
スペシャルデーを前に、株式会社パイロットコーポレーション 生産担当役員付 部長 小平岳志様にお話を伺いました。

株式会社パイロットコーポレーション–歴史ある企業として長く愛されているパイロットさんですが、創業時のお話を聞かせてください。

創業者のひとりが万年筆の金ペンを作ったのが最初です。その時に親友であり協力をした人と二人で、大正7年に会社を設立、創業しました。実は二人とも船乗りだったのですが、当時、輸入品はいっぱいあったものの、日本からヨーロッパへ行くときに輸出するものがなかったということなんです。日本から行くときはほとんど船が空の状態だったので、自分たちが輸出できるものを作りたいと。それで話に出たのが、蒔絵万年筆です。蒔絵商品を作って、大正15年の時には世界4か国に支店、出張所を開設し、海外での販売が始まりました。営業所を開設して、海外進出してからかれこれ90年以上経っているということになります。

–ずいぶん古くから海外進出をされていたんですね。平塚の工場はいつからでしょうか?

戦前は都内にある工場で万年筆を中心に作っていましたが、太平洋戦争に敗れて、東京にあった工場も被災を受けたため、この平塚で海軍の土地の払い下げを受けて工場を開設したのが昭和23年です。
今年で平塚の地にきてからは66年目ですね。昭和35年に建てられた総合工場は、万年筆を1ヶ月に80万本とか100万本作れるくらいの広さがありました。時代の流れもあって、徐々に、万年筆からボールペンやシャーペンに変わってきて、昭和43年頃には万年筆が全然売れなくなって、会社存続の危機になったんです。その時に、エリートSという万年筆CMで大橋巨泉さんの「はっぱふみふみ」が有名になったこともあり盛り返したこともありました。

株式会社パイロットコーポレーション–時代と共に商品が変化していると思いますが、現在はどのような筆記具が人気なのでしょうか?

現在は、万年筆は売上げの3%くらいなんですが、伸びたのは、シャープペンシルやボールペンです。ドクターグリップというボールペン、シャープペンシルは13.8mmも太さがある筆記具で、社内でも売れるかなという話もあったんですけど、いまでは定番品となり、根強い人気をいただいています。その後はハイテックCやコレトといった細い字が書けるものや、自分の好きな色を組み合わせられる筆記具が女子中高生を中心に人気が出ました。
最近は、消せる筆記具として誕生したフリクションボールですね。実はフランスで先行発売されて、その翌年から日本で発売されました。
フランスは、小学校の授業で万年筆を使わせるのですが、万年筆だと間違えた時にはぐしゃぐしゃと消すかインク消しで消すことになる。そういったところで子どもたちにすごくウケました。
当社の商品を扱っていなかった文房具屋さんも子どもたちが買いにくるから、商品を置いてもらえるようになったりと、最初にフランスで火がつきました。
いまはフリクションの色々なパターンができていますし、フリクションのいろえんぴつやスタンプなどもできています。当社の屋台骨を支えている商品のひとつとなっています。

–アイデア豊富に新しい商品が生み出されているんですね。

皆さんに喜んでいただけるものをいつも考えています。皆さんが毎日“書く”という作業を支える企業としてやっていきたいというのが当社のポリシーです。雑誌や店頭を見ていましても、自分の1本を選ぶ人は多いかなと思います。
昔からある技術、創業からの精神を受け継ぎながら、時代に適したものを皆さんにお渡しして、皆さんの“書く”を支えられたらと思っています。

–ところで、「パイロット」という社名はどこからきているのですか?

パイロットというのは水先案内人という意味なんです。大きなタンカーや客船が港に着いた時に、水先案内人が船に乗り込んで、桟橋まで案内するという仕事をしている人のことです。我々の会社の先を照らすという意味もありますし、ユーザーの皆さんに常に新しいものを提供する、先頭に立って進むという意味で、パイロットが社名になっています。
他にも当社には海にちなんだ社章、社是がありますが、その一つ、社章には浮き輪がついています。これはどんな荒波にも沈まない、という「難関突破」の精神と、友情の固い絆を示しています。

–よい循環があって、お客様のもとへいいものを届けるということに繋がっているんですね。

社是である「三者鼎立(さんしゃていりつ)」というものを非常に大事にしています。これは、鼎とは3本の足でたっているものですが、1本でも欠けてしまったり、長かったり、短かったりすると倒れてしまうことから、作る人、売る人、使う人、この3本のうち1本でも損することがあると会社は倒れてしまう。そうやって商売をしていこうというのが一番基本的な考え方です。
創業からの精神としてDNAが受け継がれてきていて、苦難はありましたが、なんとか乗り越えて今に来ているかなと思います。
確固たる芯を持ちながら、時代に適応して変化していくという考え方です。

–また、今季このようにベルマーレに対してご支援をいただく形となりました。私たちがとても大切にしている「小学校巡回授業」へのご支援ということで、大変有難く思っています。

ベルマーレさんは、Jリーグ発足当初に支援をさせていただいていましたが、会社の業績、取り巻く環境もあって、一時支援から離れていましたが、地元が活性化する、地域の子どもたちがいい環境の土地ですくすくと育っていってほしい、そのために地元の企業として何らかの貢献ができないか、とは思っていました。
単にスタジアムに広告を出すということではなく、子どもたちに筆記具を持ってもらいたいという想いも含め、我々が子どもたちにできる、尚且つベルマーレさんがやっている活動で一番共鳴できたところでしたので、「小学校巡回授業」への支援を一番やらせていただきたいと思いました。

–それでは、最後にベルマーレへのメッセージをいただけますでしょうか。

昔からある「湘南の暴れん坊」というキャッチフレーズがすごくいいなと思っていました。大切にしていることが変わらないというのはすごくいいことだと思います。うちで言えば「三者鼎立」の精神ですが、困った時、苦しい時に必ず戻れる場所があるというのは非常に大事なことだと思っています。
その精神がピッチの中で具現化されて、見に来た人が試合を楽しんで帰る、また見に行きたいなと思わせられるかどうかが、非常に重要なことだと思います。90分間のために、準備をし、90分の中で最高の演技をする。全員が主役になってそれを演じ切れるかどうか、というところを我々は見に行っているのかもしれません。
選手には、ぜひいいアクターになってもらえたらと思っています。監督や会長のお話を聞いていても感じますが、どれくらい観衆を魅了できるプレーができるのか、それは非常に厳しい世界だと思いますが、ぜひJ1にいっても今のスピリットをもってやっていただきたいと思っています。
苦しい時も含めて、立ち返る原点をチームとしてしっかり持っていると思うので、常にそこを見つめながら前に進んでいってもらえたらと思っています。
J1でますます躍動し、多くの感動をもらえることを期待しています。

PILOT

【PILOTスペシャルデー来場者プレゼント】
・オリジナルロゴ入りアクロボール 先着2,100名様
(湘南サポーター2,000名様にはグリーンを、長崎サポーター100名様にはオレンジをプレゼント)
・オリジナルロゴ入りドクターグリップ4+1ボールペン&シャープ 抽選で100名様

PILOT PILOT

※スペシャルデー詳細はこちら
http://www.bellmare.co.jp/112634